自己プロデュース力 島田 紳助 ワニブックス 発売日:2009-09-01 ブクログでレビューを見る» 世の中には自分より優れている人が何人もいます。 同業種だけを見たって凄いと思う人が何人もいます。 もはや一生かけても追いつけないと思う人が何人もいます。 そんな中で自分に何ができるのだろうか? 他の誰にもできない何かをやれる可能性を探るには、 自分という形を魅力的にするためには、 紳助流のやり方がこの本に書かれています。 以下抜粋(○:完全抜粋、●:簡略抜粋) ○すべきことは、「これ、俺と一緒だ」と思う漫才をいくつも発見していくこと。 どれも「これ、俺と一緒だ」という共通点はあっても、 実際はそれぞれの漫才は違うはず。 要するに、そのそれぞれ違う個性を結び付けているのは、 観ている側の個性なんだから、 「これ、俺と一緒だ」と思う漫才をいくつも発見していくことで、 自分のやれること、やるべきことがはっきりしてくるというわけです。(P.28-29) ○さんまだってそう。世の中の変化に合わせて、少しずつ自分を変えています。 傍から見たら同じことをやり続けているように思えるかもしれないけど、 売れ続けているというのは、 気付かないぐらいゆっくり変わっているということなんです。(P.34) ●東京なら「藤本」、大阪なら「赤松」(P.72) 全体を知らなくてもいい、細部を熱く語るというトリックです。(P.76) ○誰でもできることは誰かに頼んだらいい。 僕たちは誰にもできないことをしないといけないんです。 知識のドーナツ化を目指しましょう。 誰でも知っている真ん中は要らない。(P.91-92) ○上手い喋り手が話しているのをみんなが「うん、うん」って聞いているでしょう。 あれは、耳で聞いているんじゃなくて、同じ映像を見ているんです。 「脳」で記憶したことを喋っても、映像は見えてこない。 同じ映像を見ているからこそ、人は共感するんです。(P.94-95) ○笑いと言うのはローリングなんです。 理想的なのは、 ネタを進めていくうちに、 雪玉が転がって大きくなっていくように、 笑いも大きくなっていくというもの。 だから、その四つのネタが同じ大きさの面白さではいけないんです。 同じ大きさのおもしろさではローリングしないから。 最初のひとつ