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2月, 2012の投稿を表示しています

悩む力 姜尚中 集英社新書

悩む力 (集英社新書 444C) 姜 尚中 集英社 発売日:2008-05-16 ブクログでレビューを見る» 自分は何をするために生まれてきたのか? 自分のやっていることは本当に正しいことなのだろうか? 自分自身のことを判断するための指標は数多にあるが、 選択することは難しい。 人に属することなくて生きていきたいが、 一人で生きていくことは難しい。 一見して答えが出ないことに対して考えて探す。 それが「悩む力」。 (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋) ○その背景には、近代科学や合理主義の急速な進展があります。  それ以前は「自我」という概念が存在しても、  人と人とは、宗教、伝統や習慣、文化、地縁的血液的結合などによって  自動的に社会の中でしっかりと結びあわされていました。  ところが、科学と合理的思考によって、  それらは「ナンセンス」として次々に剥ぎとられていったのです。(P.31) ●焼け野原から戦後という新しい時代を創った世代と、  その後の経済成長の中で生まれ育った世代とでは、  その意識(世の中への諦め)に相当の開きがあります。  時代をゼロから創った世代は満足感があり、  社会の多少の矛盾にはさほど疑問を感じません。    しかし、すでにできあがってしまっている時代の中で生まれた者には、  そのような充実感はありません。  むしろ、世の中の矛盾ばかり目に付つき、不満を感じます。  そして、「頑張ってもも何も変わらないさ」的に、  どこか虚無的になりがちです。(P.52) ○「みんな金が欲しいのだ。そうして金より外には何にも欲しくないのだ」(P.60) ●結局は漱石たちと同じように、できる範囲でお金を稼ぎ、できる範囲でお金を使い、  心を失わないためのモラルを探りつつ、資本の理論の上を滑っていくしかない。    時の流れのなかですべての価値は「変化」しますが、  「お金」だけは、「不変」の価値を持った一種の記号として、  存在し続けることは間違いありません。    侮りがたきはお金です。(P.62) ○男は心細くもあり、  またこのまま船に乗せられているのも意味がない気がして死のうと決め、  海に飛びこむことにします。

”映像のフィジカル”を見てきました

カロリン・ツニッス&ブラム・スナイダ―ス Sitdのプロジェクション・マッピング・インスタレーション が見たくて、 映像のフィジカル に行ってきました。 ”プロジェクターがミラーを介し、自身の光を、自身にかえし、自身の表面を偽る。ビルや大型モニュメントを用いて展開される立体投影技術とその動向を逆手に取った、超ミニマル・プロジェクション・マッピング作品。” この自分自身へのプロジェクション・マッピングと、 ”more ~ Google で、もっと。”キャンペーン でやっていたファッションショーと、そしてKinectを合わせれば、実世界での仮面ライダー変身も可能だなって思いました。 もっと考えれば空中に投影できてすり抜けれるディスプレイ(例えば HelioDisplay )を使えば自分の周りにゆらぐ炎をまとったりすることもできるはず。きっと指先から仮想の光を出して、部屋の電気をつけるまであとわずかですね。(そもそもモーションいらないんじゃなって話もありますが。。。)

ITIL V3 Foundation合格記

少し前の話になるが、2012/01/20にITIL V3 Foundationを受講してきました。 無事合格したので、その体験記を記載しておきます。 ※ちょい昔にMCP070-432を記載したら、参考にしてもらえたみたいなので。 ■私のスペック。 ・頭は月並み ・暗記系は苦手で、計算系が得意なよくいる理系 ■期間 ・10日間で13人時程度 ■やった内容 ・俗に言われる黄色本 1.一通り読んで、その章の問題を解く(7人時) 2.最後の過去問を2セット解く(2人時) 3.重要そうなところだけ再度もう一度読む(1人時) ・ネットで無料の模擬試験 3回ぐらいやりました。 1回1時間ぐらいなので、つまり3人時ぐらい。 ■結果 ・82.5%の正解率でした ■感想 ・黄色本だけでもテストを合格する知識としては十分。 ・ただし黄色本だけでは、テストの問題の意図が理解できない可能性がある。  (英語を日本語に訳しているためか、問題の理解に苦しむ。) ・ネットの無料模擬試験の問題が実問題と比較的似ているので、  これで慣れておけば問題ない。 ・「やった内容」だけで、試験を受け終わった時には、  落ちた感じはしないぐらいのレベルになっていました。  (全問正解とは思えないけど、7割は確実に取れてるでしょうってレベル) ■その他 ・感覚としてIT業界で開発をやっている人だと、  5年目以上ぐらいの人なら、同じ勉強量、あるいはそれ以下で合格できると思う。  1年目の人ならこの2倍ぐらいの時間が必要だと思う。  保守・運用をメインでやっている人ならもっと少ない勉強量で合格できると思う。 ・CMDB、CABとか短縮英語を暗記したが、問題時には日本語になっていた。 ・CSMEで受講したが、ITILの試験のDefaultが英語にだった。  結果としては日本語に変更して受けられたが、  ITILの知識うんぬんの問題以前に落ちるところだった。

VisualStudio2010でOpenNIの64bit版使用時の外部参照エラー対策

Kinectハック引き続き。 64bit版で実施している外部参照影響でエラーが発生。解決方法は至極単純なことだったが、なかなか気づかなかった。 (この現象VisualStudioだけでなくて、VisualC++2010Expressでも同様のよう。) Visual Studio 2010でOpenNIのプログラムをコンパイルしようとすると、以下外部参照エラーが発生。 error LNK1120: 外部参照 5 が未解決です。 とのこと。ソースはこんな簡単なのに、エラーは意味不明。 #include "stdafx.h" #include #include #include int main(int argc, char* const argv[]) { xn::Context context; return 0; } Google先生に相談すると、OpenNIのサイトに解答がありました。 You are building your project for Win32 platform; try switching to x64 target - in my case this resolved a similar problem. 要するにWin32用にコンパイルしてるからだめで、x64用でコンパイルしろよって話。言われてみれば当たり前だった。 Microsoftの以下サイトを参考に設定変更。 方法 : Visual C++ プロジェクトを 64 ビット プラットフォーム用に設定する 再度コンパイルすると無事ノーエラーでうまくいきました。

Kincetを64bit版でハックしてみた

世間ではKinect for Windowsが出て騒がれているが、 あまのじゃくな私はこれまで通りのX-BOXのやつでハックします。 どうやらSenxorKinectの64bit版がいつの間にか出ているみたいなので、 せっかくなので64bit版でやってみます。 ■手順 1.OpenNI(64bi版)インストール 2.SensorKinect(64bi版)インストール 3.NITE(64bi版)インストール ■バージョン情報(もちろん全部64bit版) ・Windows 7 Professional SP1 ・OpenNI 1.5.2.23 ・SensorKinect 1.0.25 ・NITE 1.4.1.2 ■では、いきます。 1.OpenNI(64bi版)インストール OpenNIのサイト からモジュールをダウンロードします。 msi形式になっているから、ダウンロードして、ダブルクリックでインストOK。 2.SensorKinect(64bi版)インストール github からモジュールをダウンロードします。 bin配下にいる、SensorKincetxxx-BinWin64-vx.x.x.xx.msiをダブルクリックしてインストOK。 次に行く前にここで一度動作確認。まずドライバがいらっしゃることを確認。 ついにKinectの稼動確認。 感無量(T_T) 3.NITE(64bi版)インストール またまた OpenNIのサイト からダウンロード。どうやらライセンスキーが不要のよう。 とりあえずなくてもよさそうなので、なしでインストールしてみる。 そしてついにOpenNI+NITEで稼動確認。 部屋の奥行きがないから、骨格検出ポーズにてこずったが、無事稼動確認まで完了。いやー良かった良かった。