さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす 著者 : マーカス・バッキンガム 日本経済新聞出版社 発売日 : 2001-12-01 ブクログでレビューを見る» 才能とは持って産まれた資質であり、変えられはしない。 ただ、才能とは何かを人より早く正確にやることや、 正確無比な記憶力を指すのではない。 才能とはその人の思考、行動、感情なのである。 人と同じように見えても、 同じように感じて考えて動くことはできない。 つまり常に人と違う結果を創出していることを意味する。 その人にはその人の才能がある。 その才能を分析して、活かして、 今の業務を繰り返し取り組むことで、 他に人には出せない結果を創出することができる。 同じ土俵でも、違う相撲をとって勝つのだよ。 (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋) ●まだ医学部の学生だったころ、 彼女はなんとも心をかきみだされる自己発見をしてしまう。 それは病人にかこまれているのがいやでならないという事実だった。 (中略) それでも、悲観はしなかった。 ただひたらすら自分の考え方、自分の性格を見つめ直した。 その結果、徐々に次の三つのことに気づくようになった。 それは、人を助けることに何より喜びを覚えるということ、 しかし、重病患者は苦手だということ、 そして、自分は成果を具体的に見ることができたときにこのうえない満足を覚え、 常にそういう目標を求めている、ということだった。 (中略) 彼女は皮膚科医としえt、日々自らの強みを発揮している。 彼女のもとに重病患者がやってくることはめったになく、 たいていの病状は肉眼で見られ、回復状態も人目でわかる。(P.26-27) ○これこそ学校のあるべき姿ではないだろうか。 すなわち、子供の最もすぐれた潜在能力を見つけることに重きを置くということが。 同様に企業のあるべき姿とは、 従業員一人ひとりが世界に通用するレベルに達する道を探ること。 それに尽きるのではないだろうか。(P.37) ○才能とは 「繰り返し表れる思考、 感情および行動パターンであり、 何かを生み出す力を資質」 である。(P.56)