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スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則 カーマイン・ガロ 日経BP社

ひたすらやり続けられる好きなことを見つける。
見つけたらひたすらやり続ける。
他人の境地を遥かに凌駕する領域までやり続ける。

ただこれだけでは足りない。
最終的な成果物を購入するのは他人であるため、
これまで内側に向いていた情熱を他人に重ねる必要がある。

イノベーターに必要といわれる、
連結する力とはこの両輪を言うのではないだろうか?

(以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
○夢の実現にむけて人生を歩む人は3%にすぎないと聞いたことがある。(P.27)

○目標が高すぎて届かないことよりも、
 目標が低すぎて簡単に届いてしまうことのほうが、
 普通、害が大きい。(P.37)

○レポートをタイプしてほしいという人がいたら
 『僕がやってあげるよ』と言っていた。
 そう言って朝4時までタイプしたりするんだ。
 タイプが大好きだったからね。
 報酬は1セントも受け取らなかった。
 大好きなことができるなら、お金なんて気にならないものだよ。(P.48-49)

●どうればアントレプレナーとして成功できるか?
 ジョブズのオーラルヒストリープロジェクトでの回答。
 とりあえずレストランの雑用係かなにかになり、
 自分が本当に情熱を傾けられるものを探すべきだと思う。
 成功できた人とできなかった人を分けるものの半分は、忍耐力だと思う。
 かなりの期間1日18時間休みなしで働き続けなければならない。
 情熱がなければどこかであきらめてしまうはずだ。(P.49-50)

○「私にも書ける。熟知しているし、大好きだ」と気づく(P.78)

○人はかけられた期待が大きいほどよい成果をあげる傾向があり、
 これを利に額ではピグマリオン効果と呼んでいる。(P.123)

○とってもクールな車をモーターショーで見たのに、
 その4年後、発売された車はなんともお粗末。
 どうしたんだよって思うよね。(P.125)

●イノベーターとそうない人の違いは何か。
 経験や知識が豊富になるほど、脳の関連づける能力が高くなる。
 新しいものを見たとき、今までにない関係に気づくのだ。
 その一部が、斬新なアイディアとなる。(P.146)

 ルネサンス的教養人として、多彩な能力が高く評価されていた。
 当時の思想化に共通する3つの特徴がある。
 尽きない興味、現状打破の欲求、
 創造的なインスピレーションは新しい体験から求められるという知識。(P.163)

○次にブレークするのは何だと思う?って社外の人に尋ねたりしない。
 ヘンリー・フォードも同じことを言ったらしいよ。
 何がほしいかと顧客に聞いていたら、
 『足が速い馬だ』と言われたはずだってね。(P.191)

 顧客から新しいアイデアは出てこない。
 過去に体験したものが繰り返されるだけだ。(P.202)

○友達にどれを勧めたらいいのかさえわからないのに、
 他人に製品を勧められるはずがないだろう?(P.231)

○すぐれてはいるけどほはほどではないアイデアにノーと言う必要があるのです。(P.251)

○偉大な芸術品というのは、完成した作品に盛り込まれたものだけなく、
 それと同じくらい、盛り込まれなかったものによって構成されている。(P.283)

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