スキップしてメイン コンテンツに移動

”読んでるだけじゃ上手くなりませんから”と読みました。

著者 : Ian Griffiths
オライリージャパン
発売日 : 2013-11-29
読んで、書いて、書いて、読んで。
書いて困って、読んでときどき役に立つ。

ManagementとCoding、読書とCoding。
どっちもバランスが重要な気がする。

(以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
○readonlyフィールドは初期化されると二度と変更できませんが、
 これに対しconstフィールドは、定数として同じ値を定義するものです。
 readonlyフィールドの方が、はるかに柔軟性があり、
 どんな型であっても構いませんし値は実行時に計算されても構いません。(P.83)

○型パラメータとは、
 コンパイル時に別の型で置き換えることを可能とするものでプレースホルダーと呼ばれています。
 これにより1つの型を書くだけで、複数のバージョンの型を生成することが可能となります。
 これをジェネリック型と言います。(P.115)

●baseArg引数がDerivedもしくはDerivedから派生した型のインスタンスを参照していないときには変換が失敗し、
 InvalidCastExceptionをスローします。
 (中略)
 as演算子を使用して、例外発生のリスクなしに型変換を試みることができます。(P.165)

●配列初期化(P.132)
 ArrayInitializationプログラム参照。
 DeducingInitより、MoreSimpleInitのほうが安心してしまうところが、
 型推論によるプログラミングに慣れていない証拠かと思う。

○到達可能性がどのように決定されるかに関する重要な結論の一つは、
 GCは循環参照にもきちんと対応できることです。(P.193)

○構造体に対して最初にDisposeを呼び出しているとみなされています。
 これは、CallDisposeの個々の呼び出しが新しくボックスを生成するからです。
 実際には、変数dvを受け渡しているのではなく、
 それぞれの呼び出しの度に新しいボックスを受け渡しています。(P.221)

○デリゲート型をILDASMのようなリバースエンジニアリングツールを用いて見ると、
 それが.NETFrameworkのクラスライブラリにより提供される型なのか、
 自分で定義した型かわかります。
 自分で定義した型はMulticastDelegateと呼ばれる基底型から派生します。(P.256)

○Rxチームがこの名前を使うもう一つの理由は、
 コンピューティング全般に対して、
 とくにLINQやRxプロジェクトに対して多大な影響を与えたJohn McCarthyに対して敬意を払うためです(P.367)

コメント

このブログの人気の投稿

間違ったフォーマットのプログラムじゃないんだけど

以下エラーに対し、 ファイルまたはアセンブリ 'SSPI'、またはその依存関係の 1 つが読み込めませんでした。間違ったフォーマットのプログラムを読み込もうとしました。 以下環境で対応した話です。 VisualStudio2012(C# ASP.NET MVC4.0) IIS7.5 とあるところのdllを使用中 ASP.NETをIISに発行しようとしたら、上記エラーが発生。 他のプロジェクトでは問題なく発行できているのに、 何かと思ってみたら、google先生に尋ねてみると、 DLLファイルの対象プラットフォーム(32bit/64bit)が異なる とのことでした。 このサイトでは対処方法として、 運用環境のプラットフォームに合わせ、適切なランタイムファイルを配布してください。 と記載されていますが、今回の私のようにとあるところのdllを使用している場合などは、 そうもいかない場合もあるでしょう。 そこでdllを変更できない場合には、 IISのアプリケーションプールの設定で、 32bitアプリケーションを有効化してあげることで対応できます。 以下手順です。 コントロールパネル → 管理ツール → インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー を起動します。 変更したいアプリケーションを右クリックして、詳細設定を選択します。 32ビットアプリケーションの有効化をTrueに変更します。 もう一度発行します。 ここまでです。 簡単だけど知らないとなかなかはまるかなって気がしますね。 独特のくせなのかもしれません。 そして、次なるエラー発生中です・・・。

SQLServer2008でのトランザクションログの切り捨て方

SQL Server 2008でとあるDBのトランザクションログが一杯に。 BACKUP LOG DatabaseName WITH TRUNCATE_ONLY を使ってトランケートしようとしたら、 'TRUNCATE_ONLY' はBACKUP オプションとして認識されません。 との冷たい返事。2008で廃止されていたのを忘れていた。 SQL Server 2008 で廃止されたデータベース エンジンの機能@MSDN そこでヌルデバイスを使用してバックアップを取得する方法で、切り捨てを試みる。 BACKUP LOG DatabaseName TO DISK = ‘nul’ GO するとまた冷たい返事。 現在、データベースのバックアップが存在しないので、BACKUP LOG を実行できません。 2008では過去にフルバックアップを取得しておかないと、ランザクションのバックアップが取得できないことを忘れてた。てなわけで、まずはデータベースのフルバックアップを取得して、 BACKUP DATABASE DatabaseName TO DISK = ‘nul’ GO もう一度トランザクションのバックアップをして、やっと切り捨てれた。最初から単純にしておけばよかった・・・。

並列化できない非同期の話

あるバッチ処理で顧客にメール送信する場面ありますよね。そんなとき、メール送信はメールサーバに投げ込むだけなんだから、投げ込むの非同期すりゃ早くなるんじゃないって思いませんでした? 思いますよね? そんなことを考えて、C# で SmtpClinet を使ったお話です。ちなみに結論的に非同期で早くなりません。 SmtpClient.SendAsync C# でメール送信するなら、SmtpCilent クラスってのがありますと。こいつが同期でメール送信する Send だけではなく、非同期でメール送信する SendAsync ってのを持っているわけですよ。 MSDN を参照すると、 指定した電子メール メッセージを、配信用 SMTP サーバーに送信します。 このメソッドは、呼び出し元のスレッドをブロックしません。また、呼び出し元は、操作の完了時に呼び出されるメソッドにオブジェクトを渡すことができます。 とのこと。非常に Good ですね! 少しの背景と過大な期待 背景として、すでに動いているバッチが遅いって話になって、性能改善に取り組んでいました。現存しているバッチは Send で動作しています。 てことは、 SendAsync にするだけいいんじゃないの?それだけ非同期になるから早くなっちゃうんじゃないの?こんな期待感でいっぱいでした。 ところが 修正して実行すると想定以上の時間で完了しました。でもメールが飛んできません。。。よくよく見ると例外が。。。そしてよくよく MSDN を見ると、 SendAsync を呼び出した後、Send または SendAsync を使用して別の電子メール メッセージを送信する前に、電子メールの伝送が完了するまで待機する必要があります。 とのこと。 これって結局メール送信は非同期で並列になることことを許容していないってことだったんですね。 非同期と並列処理は別ですが、とは言え並列処理を許容していないとは。。。 結局 今回は Parallel.Foreach を使って、メール送信箇所は並列処理するように書き直しました。これもお手軽ですね。